台湾の旅 2011迎春/3☆

2010.12.31(3日目)
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台湾には「老街(ラオジェ)」と呼ばれるとても魅力的な古い街が点在しています。以前行った「大渓(ターシー)」での時間がとてもゆったりと素敵だったこともあり、すっかり老街好きに♪今回も日帰りできる老街に行ってみることにしました。行き先は「北埔(ペイプゥ)」。

【行き方】台北から新竹まで台湾高速鉄道(新幹線)で33分。1時間に1本程度、新竹から北埔まで無料シャトルバスが出ていたのでそれを利用。乗車時間は30~40分。ネットで時間を確かめてから行くことをお勧めします。ただ、無料シャトルバスということもあり、都心の通勤電車並みにぎゅうぎゅう詰めで大変でした。ま、今となればいい思い出(笑)


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慈天宮
「北埔老街」のバス停で降りて進んでいくと、地方文化館という建物があったので、そこで散策地図をもらい、街の中心にある「慈天宮」へ向かいました。まだ午前中とあって地元の人もまばら。静かな中に厳かさを感じる瞬間。


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老街の楽しみ方は小さな小路を気の向くままに進んでみること。いつも目を向けないような壁や屋根にも自然と目が向いて、あっちにてくてくこっちにてくてく…時間を気にせずが一番!北埔は客家(ハッカ)の街。穏やかで落ち着いた時間が流れています。


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水井
客家の伝統茶である擂茶を楽しめるお店。
ここはものすごく雰囲気が良くって、どこもかしこもカメラを向けたくなります。


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擂茶DIY(客家の伝統茶)
「擂」とはすなわち「する」こと。茶葉、南瓜の種、ピーナッツ、胡麻などをすり鉢でひたすらすります。どーんとすり鉢が用意されて自分たちでするので、メニューには「擂茶DIY」って書いてありました(笑)
この作業がなかなか大変。粉末にする…というよりも、ペーストになるまでひたすらするのです。途中お店のお姉さんが見に来て、にっこりわらって「まだ!」と言っていきました。3人で力を合わせてひたすらする!


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「そのくらいでいいよー」と言いながら、お姉さんがお盆を持ってきました。器には煮小豆やばくだん(←お米をポップコーンみたいにしたお菓子。皆さんの地域ではなんて言います?私は「ばくだん」とか「ぽん菓子」とか言うんですけれど…)が入っています。すり鉢の中にお湯を入れてさらにすり、それをこの器の中に注ぐと…擂茶の出来上がり!


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かき混ぜながらいただきます。煮小豆はあんこのように甘くはないので、全体的に体に良さそうなあったかい飲み物、といったところでしょうか。煮小豆があったら家でもやってみたいなぁ~と思います。



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このほかに、この地域は東方美人茶の産地ということもあって、水出しの東方美人茶がふるまわれました。工夫茶で淹れるのとちがって、ほのかな甘みを感じさせるなんとも言えない味わい。東方美人茶を水出しで飲むという意識がなかったので、目から鱗の美味しさ。ぜひ、この夏にやってみたい。


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客家麻薯(客家風お餅)
今回の私のお茶請けベスト3に入るお餅。一口サイズになっていて、お茶を飲んでは一口食べ、またお茶を飲んでは…のすこぶる楽しい繰り返し。


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擂茶ごちそうさまー!


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「水井」は小さなお茶屋さんだけれど、大きな寛ぎを与えてくれる素敵な場所でした。これてよかった!


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「水井」を出た後は、またそぞろ歩き。上を見たり下を見たり。


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客家の家並みは背が低いので、つま先立ちするとこんな風景も。


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こんな色の花を見ると、台湾て南国だなぁって思います。
でも、あなどるなかれ。この時期の台湾はしっかり寒いのです。おまけに普通のお店やホテルの空調は冷房はあっても暖房はないので、室内も寒い!見た目はこんなに花の色も鮮やかで、緑もたくさんあるのに。


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煉瓦の塀にはめ込まれた綺麗な色のタイル。


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干し野菜の風景。


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なにげない壁。


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なにげない塀。


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お昼ご飯を食べに、街の食堂へ。


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お店はほぼ満席で、私たちは台湾人カップルと相席することに。メニューを見て「白いご飯て頼めるのかな?」「これってどんな料理?」と私たちが話していると、相席していた台湾人の男の方がそれはそれは流暢な日本語で、「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくれました。その方のおかげで白いご飯も注文できて、よかったー!台湾の方は皆さん親切。それに、若い方でも日本語を学んで自分のものにしている方が多く、私のように10年間英語教育を受けているにもかかわらずまったく英語がわからない身としては羨望のまなざしでただただ眺めるばかり。


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客家料理のあれこれ。
青菜炒め、客家小炒(豚肉とイカのピリ辛炒め)、きしめんのような麺の炒め物。どれもご飯に合う味でした。


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薑絲大腸
客家料理の中でもポピュラーでお勧めなんだそうです。相席した方が「絶対に美味しいよ!」って勧めてくれました。でも、料理名に「大腸」ってあるし、私はホルモンは焼き肉なんかでは好んで食べる方だけれど、下処理をちゃんとしていないとあの独特な生臭みが苦手で…。でも、お勧めだっていうので注文してみました。…でもやっぱり、大腸でした。しかも、すっぱ甘いたれと生姜が(別の意味で)絶妙で…。。これも旅のいい思い出(笑)


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食堂を出て、バス停へ向かいます。


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飾らない古き良き街「老街」。台湾に来るたびに、一つずつ巡って行きたいなぁと、今回も強く思いました。
北埔(ペイプゥ)最高!


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春水堂
北埔でゆっくり時間をかけたかったので、帰りの切符はとらずにいました。ぎゅうぎゅう詰めのバスで台湾新幹線の新竹駅に向かうと、朝とはうって変わって人、人、人!正月は旧正月で祝う御国だけれども、大晦日のカウントダウンを楽しむためなのか、台北行きの新幹線の指定席は満席。券売機には長蛇の列。なんとか自由席切符を購入してホームに行くも、またまた長蛇の列。並んで待って、1本見送ってようやく乗り込むことができました。ですから台北に着いたころはくたくた。どこかで一息入れようと、春水堂へ。
↑は台湾のスイーツ「愛玉(アイユイ or オーギョーチ)」。レモン風味のシロップが入っていてさっぱりとして美味しいゼリーです。でも、あんまり寒いから、3人で1つを分け合ってたべました。


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こちらは「タピオカミルクティー」。ここ春水堂が元祖ということだったので、ぜひ飲んでみたかったのです。甘さは控えめですが、けっこうな量があります。でも、周りを見てみると、これを大ジョッキで注文している人がいて結構驚き!だってこの日の気温は、10度以下ですよ。台湾は日本のように暖房がしっかりきいているわけではないので(というか、暖房なし!)、よく冬にぐびぐび飲むな~と驚くばかり。味は美味しいので、夏だったら私も大ジョッキで注文してたと思います。


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四川料理「樺慶川菜餐廰」
さて、今日は大晦日。台北のカウントダウンは交通規制もかかる大仕掛けなので、(昨年の様子は→☆)夜ご飯を食べたらホテルの戻ることにしました。春水堂からも近い四川料理「樺慶川菜餐廰」、去年もここで大晦日の夜ご飯を食べたなぁ。店内のテレビはいつもNHKのBSがかかっているので、紅白の前のNHKニュースを見ることができました。日本列島が大雪に見舞われていることに驚嘆!


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揚げパン、海老あんかけのおこげ、タンタン麺、そして菜脯蛋(切干大根入り卵焼き)を注文。この卵焼きが素晴らしく美味しかった!

このあと、ビールとつまみを買って、ホテルへ。ホテルではNHKBSが観れるので久しぶりに紅白歌合戦を最後までしっかり見ました。そして台湾は日本より1時間遅れなので、日本の「ゆく年くる年」を見た後は、台湾のカウントダウン番組も見て、あの盛大な台北101の花火のショーもTVでみて、そして新しい年を無事迎えるに至ったのでした。