石巻へ。

山元町での「水引クラフトの会」を昨日無事終え、翌日は熊本のお2人に実際に被災地を目にしていただこうと石巻へ向かいました。野蒜経由で石巻に入り、南浜町、日和山、立町通り。1年前のあの日、被災地は停電のため世の中がいったいどうなってしまったのかわからなかったけれど、熊本では地震の30後からTVがさまざまな被害の映像を映し出したそうです。ですから映像としては私たち以上にさまざまな衝撃をあの日受け取けたお2人でしたが、やはり実際に来てみて、また違った思いを抱かれたようです。


さて、その後は石巻の我が家で、遊牧メンバー5人に水引とはまた別の手仕事を2つも教えていただきました。それついてはまた後日、遊牧カフェの手仕事として紹介できたらと思います。(その後、メンバーは必死になって技を日々習得中。素材を変え、ある者は取っ手つけに奮闘し、ある者は寝ないで精巧さを追い求め…そしてある者は何度やっても断念ショー!←この断念ショーは私ですが・泣)。いずれきちんと形にしてご報告させてくださいね。


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つぼみ菜のお浸し
そして昼食は、母に7人分のご飯を用意してもらいました。テーマは「石巻で食べる家庭のご飯」。


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クジラのお刺身
石巻地区は昔、捕鯨の町でもあったのでクジラを食す風習があります。冷凍ものではないいいクジラの肉が手に入ったからと、お刺身、竜田揚げ、味噌焼きを母は準備してくれました。


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クジラの竜田揚げ
竜田揚げのお味は2種類。「普通の竜田揚げ」と「にんにく風味の竜田揚げ」。


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鶏牛蒡
石巻とあんまり関係ないけど、母がよく作るおかず「鶏牛蒡」。


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この他にも、郷土料理「おくずかけ」、「油麩と茄子の煮もの」、「生野菜の盛り合わせ」、「大根の漬物」…などが出ました。どれも皆さんに美味しいって言ってもらってよかったです。でも、そんな母の味を口にしながら、あー私はどれ一つとして当たり前のように口にしている味を受け継いでない!ということに気がつきました。メンバーから「はなちゃんこれ作れるの?」と聞かれ、「え?私作れない。おかーさーーん!」と母を呼ぶ娘。油麩と茄子の煮もの、油麩は濃い目に煮て、そのあとにその汁をやや薄めて茄子を煮て、器の上で二つを盛り合わせる…とか。それぞれの家庭で、料理本なんか見ないで丁寧な手順を踏んで作られてきた家庭の味。それこそを受け継がなくてはならないのかも、と思う機会となりました。石巻育ちだからお魚はさばけても、刺し身のサクにすること、そのサクを薄刃の刺し身包丁でおろすこと、それをあしらうこと…私はちゃんと身につけてない。今年はそういうこともできるようになりたいな、と決意する機会となりました。
熊本のお2人には3日間ご一緒していただいて、いろんな刺激を受け、そのお人柄にも大変惹かれました。
そして、遊牧カフェのメンバーとのさまざまな語らいや活動は、今回も実に充実したものでした。
そしてそして、「ご飯よろしくねー。ちゃんと作っといてよー。」と高飛車な私の命令を快く引き受けてくれた母にも感謝です。
一つ一つのすべてが、きっといつかまだ見ぬ自分を形作ると思う今日この頃。また明日から、頑張ろう。